事業承継の基本的な考え⽅

なぜ事業承継対策が必要なのか

未上場会社の特徴

後継者問題
  • 会社の後継者の確保が難しい(上場会社とは異なる)。
  • 後継者が親族に限定されがちになる。
株式の換金性
  • 未上場会社のため株式の換⾦が困難(上場株式と異なり換⾦可能性が劣る)。
  • 株式を買い取る者が限定されがちである(誰もが欲しい株式ではない)。
株式の分散リスク
  • 相続により株式が分散しやすい(相続が発⽣する度に株式が分散する恐れ)。
  • 株式の分散により経営が不安定となる恐れがある。
相続税の納税問題
  • ⾃社株式の価値の上昇により相続税額が⾼額になりやすい(相続税の増税問題)。
  • 相続税は原則現⾦⼀括納付のため納税資⾦の準備が必要になる。

株式分散リスク

問題点「株式の分散リスク」

株式を保有している⽅に相続が発⽣すると、その株式は相続の⼿続き(遺産分割等)によって相続⼈が取得をします。(別途定款に定めがある場合を除きます)
遺⾔がなく遺産分割がまとまらない場合、後継者以外にも株式が分散していく恐れがあります。

物的承継と⼈的承継

円滑に事業承継を⾏うためには、株式や不動産などを承継する「物的承継」対策と経営ノウハウを承継する「⼈的承継」対策の2つの対策を検討し、実⾏する必要があります。

事業承継(物的承継)のステップ

事業承継(物的承継)は、皆様のステップに応じた対策が必要です